高校移行後最初の卒業式 りら12人が巣立つ
本年度、専修学校から高校に移行した紀美野町真国宮のりら創造芸術高校(全日制・普通科)の第1回卒業式が12日、同校で行われ、8期生12人が次なるステージへ旅立った。
同校は学校法人りら創造芸術学園が運営し、本年度、創立10周年を迎え、高等専修学校から高校に移行した。
卒業式では山上範子校長が卒業証書を授与し、「笑顔な人」「表現をもって演技ができる人」などと、卒業生一人ひとりの人柄をとなえた温かい言葉を送った。言葉を受けた卒業生もそれぞれあいさつし、学校生活を振り返るとともに、「音響の道へ」「舞台人に」などと力強く決意を述べた。
海草振興局の福田良輔局長が仁坂吉伸知事のメッセージを代読し、橋戸常年町教育長、森谷泰文同校後援会長らが祝辞。在校生の寺井岬さんが送辞を述べ、あらためて山上校長が「これからこの学校を出発します。次のステージでここで学んだ経験、笑ったこと、泣いたこと、多くの人に助けてもらったことを袋に詰め込み、また次のステージで経験を積んで」と激励した。
式では同校講師が卒業記念に制作した、卒業生の3年間の歩みをまとめた映像が映し出された他、在校生による発表や保護者会主催の祝う会があり、新たな門出を祝った。
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